プラズマ切断機のコストパフォーマンス

プラズマ切断機の主な維持コストは電気代と消耗品の電極・チップ代くらいですので、どの程度の期間運用したら元が取れるかの見通しが比較的簡単に得られます。

弊社周辺では、レーザーの切板を外注すると約250円/kgかかりますが、自社でCNCプラズマを活用すると材料代としての約150円/kgです。したがって100円/kgのコスト削減効果があります。


例えば下の鉄板(9x1380x1045) は 約100kgですので、一枚切ると10,000円の差額を回収できます。

SS400 9x1380x1045 = 102 kg

これがステンレスになるとさらにコスト削減の効果は大きくなります。
下のステンレス板(6x1210x1210)は約70kgです。切板を外注した場合と材料価格の差が600円/kgほどなので、一枚切るだけで42,000円の差額を回収できます。

SUS304 6x1210x1210 = 70 kg

実際の使用では、作業時間にかかってくるコストや、他に活用できない端材の発生もあるので、上の計算は単純化しすぎている面もあります。それでもプラズマ切断機の本体価格が50-60万円であることを考えると十分すぎるコストパフォーマンスです。

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