プラズマ切断の精度
「この部品でレーザー加工は大げさだよなぁ・・・」
CNCプラズマ切断が活躍するのはそんな時です。CNCプラズマはレーザーほどの高精度な切断方法ではありません。精度を決める主な要因は、
- カーフ(切りしろ)の経時変化
消耗品の劣化状況によって、カーフ幅・断面テーパなどが微妙に変わってきます。 - 入熱による材料の変形
とくに厚板で時間のかかる切断の場合は材料が入熱により若干動く場合があります。水をかけて冷却するなどの対策が有効かもしれません
だと思います。これらはプラズマ切断では原理的に避けられない問題ですが、出力が大きい高性能機ほど軽減される傾向にあります。基本的には電流が高いモデルほど切れ味がよいです。
決して完璧な切断方法ではありませんが、それを補うコストパフォーマンスが魅力です。運用次第でかなりの成果が出る機械です。