小規模工場での利用に最適化したCNCプラズマテーブルです。CNCフレーム(>1200×1200)+制御ハード・ソフトのセットで、サイズによりますが100-150万の価格帯で製作いたします。これにプラズマ切断機とコンプレッサーの価格を加えた額が、CNCプラズマを始める初期費用としてお考え下さい。
CNCプラズマ切断においてはCNC機構よりもプラズマ切断機の性能が精度のボトルネックとなります。業務に用いる方は国産のプラズマ切断機を用いることを強くおすすめします。弊社ではPanasonic YP-060PF3を使用しています。50-60万円で導入できる機種としては切断能力が高く、動作も安定しています。ダイヘンの各機種を使用した実績もありますので、工場に使わないプラズマ切断機があるという場合はぜひお声がけください。
製品構成
フレーム
- スチールフレーム
頑丈な溶接フレームの上に電動レールを搭載しています。塗装の色はご希望伺います。 - 電動レール
分解能0.02-0.05の長ストローク電動レールを採用しています。レールのストロークは1200 – 2700の間で指定していただけます。ベルト駆動式ですので、電源を落とすと手で位置を調整することができます。 - 手動Z軸調整機構+トーチサポート
非接触プラズマ切断の場合、トーチと加工材料の間の距離(トーチ高さ)を一定に保つ必要があります。Panasonicのプラズマ切断機 YP-060PF3と併用した場合はトーチ高さは5 mmが推奨値です。材料の厚みによってトーチ高さを調整してご使用ください。 - 材料サポート
寸切りボルトを格子状に並べています。ドロスが溜まりにくく、痛んだ部分だけ交換できるのでメンテナンス時間を短縮できます。 - ステンレス製水受けパン
材料サポートの下に設置し、切断により生じるドロスやスパッタを受けます。
制御装置・ソフトウェア
- 制御用PC
コストを抑えるためにリサイクル品を使用していますが、作業に必要な専用ソフト等をインストールした状態でお渡ししています。 - 制御装置
テーブルを駆動させるためのハードウェアです。装置の操作は基本的にはPCから行います。 - 制御ソフト
弊社ではシンプルな操作で使いやすく、作図から切断まで最短時間で作業可能なCAMを目指して開発しています。
CAMソフトでは入力されたCAD図面の中のどの輪郭を先に加工するか、どこからトーチを入れるか、という動きの情報を決定します。通常のNCマシンを扱う際は、この動きの情報はGコードという言語形式で表現されますが、弊社のCAMではGコードはあらわには登場せず、内的にのみ用いることで、NC未経験者でも扱いやすいような工夫をしています。
サポート
- 立ち上げサポート(有料オプション)
主に制御装置やソフトウェアの使用方法についてレクチャーいたします。 - アフターサポート
遠隔での対応となりますが、SNSのDMやメールでのサポートは無料で行っています。